家島諸島~四十四島と漁業の魅力~体感・体験プログラムモニターツアーを開催したところ、38名の参加がありました。
妻鹿漁港で家島漁業協同組合の「はやなみ」に乗船し、まずは、太島(ふとんじま)の定置網で水揚げを体感しながら、漁師さんとの会話。獲れた魚を船に乗せ、家島の真浦港へ上陸し、史跡「どんがめっさん」や「真浦神社」そして町裏の路地を散策しました。
昼食は、宮地区の会館で、獲れたての魚介類を使った漁師の奥さん方の魚料理を味わって頂いた後、数名の参加者は魚の捌き方を教わりながら、三枚おろしに挑戦。家島神社を散策して、妻鹿漁港に戻りました。
【参考】家島漁業協同組合からのごあいさつ
家島諸島は、四十四島と言われ、家島、坊勢島の有人島の他、多数の無人島や岩礁が群在する風光明媚な自然景観の中、定置網、かご網、刺網漁業や船びき網、底びき網漁業が行なわれています。
そして、四季折々、多くの魚介類が水揚げされています。
春はイカナゴの解禁とともに始まり、暖かくなるにつれ、メバルが目を覚まし、太平洋からサワラが入ってきます。初夏から夏にかけて、シラス(カタクチイワシの仔魚)、ハモが旬を迎え、アナゴやアジが水揚げされます。
秋は、この地域の秋祭りには欠かすことのできないガザミ(ワタリガニ)うやシャコが次々と浜に揚がり、冬の到来とともに、ノリ養殖や近年生産量が伸びてきたカキの水揚げが最盛期を迎えます。
このモニターツアーでは、日頃、目にすることができない家島諸島の漁業操業や漁獲物、そして島をを間近に、五感で見て、聞いて、かいで、感じて、味わって頂くことを目的としております。
私たち(家島漁業協同組合)としましても、このようなツアーは今年度から始めたところであり、至らないところが多々あるかもしれませんが、おもてなしの心を持って精一杯がんばります。