江戸時代における日本酒の大産地となった、灘五郷の名残をとどめる西宮市用海・浜脇地区界隈。阪神西宮駅から南へ向かって歩いていると、国道43号線沿いに秘密基地を彷彿とさせる原っぱが見えてくる。その魅力的な原っぱは「にしのみや遊び場つくろう会」が運営している常設のプレーパークだ。
幼稚園教諭だった米山清美さんが代表を務める「にしのみや遊び場つくろう会」。長らく、
地域の子ども会会長を務めていた米山さんが地域の保護者や若者など有志と平成11年に立ち上げた市民団体である。「子どもが自分自身でのびのび遊ぶことを見守る遊び場」として、
大学生からシルバー世代まで、多様な年齢や立場の人が関わりながら運営している。

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