留学先のベルギーで現代アートの大学へ進学。日本へ帰国後の平成19年、存続の危機に立たされた旧グッゲンハイム邸を森本家が購入したのをきっかけに、管理人として関わることになった森本アリさん。音楽家としての活動を行いながら、音楽イベントやパーティー、映画・雑誌のロケ撮影などに利用される洋館の運営管理に、多忙な日々を送っている。また、塩屋のまちづくりにも携わり、塩屋の古い写真を広く集め、町の写真を一つの家族アルバムのようにまとめ上げた「塩屋百年百景」、塩屋ゆかりのアーティストと共にワークショップを開いたり、塩屋をテーマにした作品制作や展示も行う「シオヤ・プロジェクト」、町がまるごと文化祭「しおさい」や町全体をステージに見立てた「しおや歩き回り音楽会」など、様々な活動を展開中。平成29年3月には、そんな10年間のまちづくり活動をまとめた著書「旧グッゲンハイム邸物語」、9月には塩屋の町を多角的に捉えたアート本「塩屋借景」を出版した。

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