「おにぎりセット、まだあります?」「バザーの商品が雨に濡れるよ」
商店街を通りすがる人たちが、次々に顔を出していきます。一年363日、たくさんの人を温かい笑顔で出迎え続ける中村保佑さん。講座のチラシや子どもたちが描いた手づくりポスター、美しい絵手紙が所狭しと壁を埋め、小物や日用品が行儀よく棚に並んだその部屋は、おばあちゃんの家の居間を思わせるほっこりとした空間です。この「こもれど(木洩童)」と名付けられたみんなの居場所を運営するのは、中村さんが代表を務める「東灘こどもカフェ」。中村さんが「発見と刺激にあふれた中身の濃い毎日を、自宅時間の余分に生きられる場所」と表現する活動拠点「こもれど」とは、いったいどんなところなのか? 中村さんに語っていただきました。
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