軽やかに受け継いだ300年の歴史あるがままの山河にゆだねる、自然体のお茶づくり
川のせせらぎをBGMに、見上げた視線の先に広がっていたのは山肌を覆う一面の緑。甲子園球場およそ1.8個分、7ヘクタールもの茶畑に美しく並ぶ、何千本ものお茶の木です。
「新茶を収穫する時季が一番美しいんです。新芽が出揃い、茶園全体がエメラルドグリーンに染まります。」
人懐っこい笑顔で出迎えてくれたのは、野村俊介さん。神河町で300年前から続く「仙霊茶」づくりを継承した、茶園のオーナーです。農家の高齢化や後継者不足により、平成27年に生産組合が解散。新規就農者の募集に応えたのが野村さんでした。300年続いたお茶づくりを、新たな300年へつないでゆくために、お茶づくりと向き合う想いをお話しいただきました。
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