屋台を引き、図書館を開く医師人と地域と医療をつなぎ、まちの健康をつくりたい

まちの屋台でコーヒーをくれた人、商店街の図書館で本を勧めてくれた人が、実はお医者さんだった――。
そんなユニークな活動を続ける医師がいます。発熱や風邪の診察、ちょっとした傷の手当てから、病気の相談、専門医の紹介まで、地元の開業医のような役割を担う総合診療医(*)守本陽一さん。コーヒーや本、アートといった面白いもの、楽しいもので、まちの人々と医療をつなぎ、あらゆる人々が健康で自分らしく生きられる居場所づくりに取り組んでいます。「ケアするまちをデザインする」というミッションに込めた、まちづくりへの想いをうかがいました。

*総合診療医:総合的な診療能力を持ち、初期の健康状態の把握や一時的な救急処置、また訪問診療などを行う医師。心理的・社会的な側面からも診察し、必要に応じて専門医に紹介する役割を担う。

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