日本国内で一年間に廃棄される食品は2,759万トン。食べられるのに捨てられる食品(食品ロス)の量は年間643万トン。中でも家庭から廃棄される量は291万トンにものぼる(平成28年度推計値・農林水産省)。おいしく食べられるにもかかわらず、販売期限切れや包装の破損、季節商品などの理由で不要とされる食品を企業などから、家庭で使いきれずに残った缶詰などの食品を個人から無償で引き取り、必要とする人々のもとへ無償で届けるアメリカ発祥のボランティア活動がフードバンクだ。提供された食品を福祉施設・団体へ分配する他、行政との協働による生活困窮者への緊急食糧支援、NPO法人の連携による母子家庭の多面的支援、さらに子ども食堂への食糧支援や情報交換の場づくりなどを行なっている。浅葉めぐみさんは、平成15年にアメリカ人の知人が一人で始めたフードバンク活動に共感して参加。発起人の帰国を機にNPO法人化し、現在は代表理事として、食を通じて支え合う社会を目指し、ボランティアメンバーと共に活動を続けている。

記事の続きは下記のURLにアクセスしてください.
https://sugoist.pref.hyogo.lg.jp/interview/asabamegumi