春の潮のわかめ採り

旧北淡町富島の沖合で、養殖ワカメを採る漁師たちと、船一杯のわかめを岸辺で干すおかみさんたち。淡路の春は、わかめの潮の香りに包まれます。

銀嶺 氷の山

スキーを楽しむ人々でにぎわう樹氷の美しい氷ノ山、そのふもとに広がる旧美方町の熱田分校では、子どもたちが元気いっぱいに過ごしています。

今年の課題「水資源」

建設が進む阪神工業地帯の周辺地域では、工業用水の需要が高まり、水不足が深刻化。尼崎では地盤沈下も問題になりました。これを解決するため、阪神上水道の拡張工事が進められました。

丹波グリはまっ盛り

「銀寄」と呼ばれる大粒の丹波栗は、砂糖漬けやマロングラッセに加工され輸出される人気もの。秋の日差しの下で、栗も栗拾いにいそしむ人々の笑顔も、輝いています。

ワイドの目 但馬秋色 

旧香住町での梨の収穫、旧日高町・神鍋高原での乳牛の放牧や乳しぼり、浜坂港建設のための大規模工事など、忙しく働く但馬の人々の姿が描かれています。

早乙女はうず潮こえて

玉ねぎの収穫で田植えが遅れる淡路島に、徳島県から応援軍が到着。慣れた手さばきで、稲が美しく植えられていきます。

この潮の香 この水の味

但馬の香住海岸でのワカメ採りやワカメ干し、家島・坊勢島での水汲みなど、人々の日々の営みが美しく切り取られています。家島で完成間近の簡易水道の様子も記録されています。

春雪をひらく

2月、雪深い但馬で、雪を除け、道を作るために、ブルドーザーで、シャベルやスコップで、地域の人々が総出の作業。一方、子ども達は、雪合戦で元気一杯です。

兵庫国境線 東西の山・南北の海

東西南北の県境の風景。北端の旧竹野町猫崎、東境の能勢妙見、西境の赤穂上郡、南端の淡路水仙郷。場所や風俗は違えど、変わらぬ温もりあふれる人々の営みが、美しい映像で綴られます。

水と雪から生まれる

「間に合い紙」の名で知られ、400年の歴史を持つ、西宮市名塩の名塩和紙。海抜800mの山腹に数ヶ月こもり作り出される養父町建屋の炭焼き。変わらぬ技術の継承と、新たな設備の導入により、伝統的な産業は脈々と引き継がれています

こうのとり誕生

この年の春に生まれた、たった一羽のこうのとりのひな鳥。巣立ち前のすがたを、地域の人々は慈しみを込めて見守ります。

あの道 この道

第二阪神国道の建設、国道2号線、神明国道、蓬莱峡、遠阪峠、生野峠、フェリーボート明石海峡、播磨浜国道など、県内各地で主要道路の整備が進み、産業の発展を支えます。

ボクらの駅に汽車が来た

旧香住町余部に駅を作るため、地域の人々は総出の作業。重い石を運ぶ子ども達は、駅が出来れば香住の本校に通えると、楽しみを胸に頑張ります。

冬来る奥但馬

大根の保存食料づくり、藁を使った雪囲いなど、但馬の冬仕度は大人から子どもまで大忙し。関西電力矢田川発電所の稼働は、そんな但馬の冬に希望のあかりを灯します。

くろい土 白い土

旧今田村の立杭焼、登り窯での焼成や、墨流し・筒書きなど、職人の手さばきも鮮やかです。また、旧出石町では白磁に菊の彫りなども美しい出石焼が、但馬工芸指導所の指導のもと生産されます。

“海の牧場”

真珠の養殖作業や、通称「じゃのひれ」という州に囲まれた入り江でのはまちの養殖など、恵み豊かな福良湾で働く人々の姿がいきいきと描かれています。

名産繁盛 柳まつり

柳製品の商売繁盛を祈る柳まつりのにぎわいや、地域の人々の手から見事な製品が生み出される様子が描かれています。

水不足もう大丈夫ー伸びる東播用水路

東播用水路が完成、灘の酒米などを生産する東播州の穀倉地帯が豊かな水に満ち、喜びのうちに田植えの季節を迎えました。

麦秋にさえる播州鎌

小野市で生産される播州鎌は、南米やアジアに輸出もされる一大産業。カミソリ鎌ともよばれ、重宝されています。

王者の味、味の王者 明石鯛の浜焼

春から秋まで、播磨灘一帯で行われる勇ましい鯛網。王者の味・明石鯛の浜焼きは風流な笠に包まれて、関東に向けても出荷されます。